第三回 オフィスタワー建築調査その1
だんだんサマプロの日が近づいて参りました!
今は初海外への期待といろいろ準備が進んでいないことの焦りでいっぱいです…
最近設計演習の課題が終わり、現在は期末テストまっただ中の忙しい学期末を過ごしております。
さて、そろそろ本気で宿題に取り組まないと色々まずいので、「身近なオフィスタワー建築」「身近なコンバージョン建築」の課題についてこれから数回に渡って書いていこうと思います。
最初は「身近なオフィスタワー建築」からまとめていこうと思います!
私が選んだオフィスタワー建築は「COCOLA FRONT」です。
「COCOLA FRONT」
COCOLA FRONT サーラタワー
COCOLA FRONT ガーデンサイト
1.施設概要
基本データは以下のようになります。
用途 : 複合商業施設
設計者 : K計画事務所、日本設計
施工 : 鹿島建設
建築主 : ガステックサービス
管理運営 : サーラグループ
構造形式 : S造、一部SRC造
敷地面積 : サーラタワー:2,778m²
ガーデンサイト:2,649m²
建築面積 : サーラタワー:2,063m²
ガーデンサイト:2,037m²
延床面積 : サーラタワー:17,990.38m²
ガーデンサイト:6,553.09m²
階数 : サーラタワー:地下2階、地上16階
ガーデンサイト:地上6階
高さ : 72.9m
着工 : 2006年(平成18年)6月
竣工 : 2008年(平成20年)8月2日
所在地 : 愛知県豊橋市駅前大通1丁目55番地
位置 : 北緯34度45分43.75秒
東経137度23分1.99秒
COCOLA FRONTは「東三河の元気化がここから始まる。心から楽しむ。人つむぎの拠点となることを目指す」というコンセプトを掲げています。
COCOLA FRONTの名称は「ココラ(心から楽しむ)」の意味です。
愛知県豊橋市の豊橋駅前大通にある複合商業施設で、16階建のサーラタワーと6階建のガーデンサイトから成ります。
用途は複合商業施設ですが、中部ガスグループの本社機能や東海東京証券の豊橋支店などのオフィスも入居しています。
また1F,3Fが商業施設、10F~14Fがホテル、15Fがクラブフロア、16Fがレセプション・レストランバーになっています(ちなみに2階はありません)。
施設構成(引用:COCOLAFRONT Webサイト:http://www.cocolafront.jp/info/contents.php)
2.周辺分析について
豊橋駅東のエリアは、駅前大通りを軸にしてビルが建ち並んでおり、商業エリアを形成しています。一つ上の通りである広小路通りにも商店街があります。
COCOLA FRONT周辺には「ほの国百貨店」「駅前開発ビル」「名豊ビル」などの高層のデパートやビルが建っています。それぞれ低層階に商業施設、中・高層階にオフィステナントやホテルなどが入っており、施設の構成が似ています。そのためこれらの施設が競合相手であると考えられます。
また水上ビル以南は住宅地となっています。
COCOLA FRONT周辺
COCOLA FRONTは駅周辺で一番高い建物のため,ランドマーク的な役割も果たしていると考えられます。
豊橋駅のペデストリアンデッキから見た町並み
3.交通インフラについて
豊橋駅前という好立地のため、付近には鉄道や路面電車、バスなどの交通インフラが充実しています。そのため遠方からのアクセスが容易です。
この周辺の主要な交通インフラを以下の図に示しました。自動車の交通に関しては南北に通る国道1号線から国道259号線にかけてのルートが最も交通量が多く、混雑しています。
ただ豊橋は自家用車の利用率が高いため、市内からCOCOLA FRONTへのアクセスは車が中心となっています。特にバスの利用率は低いと感じました。
COCOLA FRONT周辺(広域)
自動車でアクセスする場合は駅前大通の地下駐車場(有料)やCOCOLA FRONTのビル駐車場を利用することができます。しかしCOCOLA FRONTの周囲の道路は幅員が狭く,歩行者に注意が必要です。また駅前大通から路地に入ると一方通行の道路が多いため、道が非常にわかりにくいです。
また鉄道を利用した場合は、駅前のペデストリアンデッキからガーデンサイトへ直接アクセスすることが可能です。
COCOLA FRONT周辺
とりあえず今回はここまで。
続きはまた後日UPします!