第二十三回 最終課題の中間発表
今回は最終課題の中間発表のスライドを掲載したいと思います。
今回の敷地は外灘の一区画、和平飯店の南です。
歴史的・政治的意味合いが強いこのエリアで、どのようなオフィスタワーを建てるべきか…非常に難しい課題だと思います。
タイトルはC-tube(仮)
CにはCreative、Culture、Centerの3つの意味からなっています。
上海には対比しているものが混在しているカオスな町であると考えました。
最も顕著なものは外灘の歴史的建築物と浦東の現代建築のパノラマだと思います。
外灘は人間の創造活動の産物である歴史・文化的建築という実態のあるものに価値がありますが、浦東は主に経済活動という実体のないものから価値が生まれます。
今回はそれぞれに文化中心と経済中心と名付けました。文化中心に建つビルとは?
ターゲットは主にクリエイターです。多くの創造活動をする人々がこの地で働き、新しい「価値」を生み出していきます。もちろん観光地であるため、観光客や買い物客、家族連れもターゲットに入っています。
オフィスと組み合わせるものはワークスペースと展示場です。
オフィスの平面ダイアグラムです。
ワークスペースには最新の工作機械などが設置されています。アトリエのようであったり、工場のような雰囲気であったり。クリエイターの性格が最もあらわれます。
オフィスはコワーキングスペースをイメージしています。
展示スペースは単なる展示だけでなく製作物自体が展示空間になるようなものをイメージしています。
リラックススペースも設け、ここにはくつろげる要素を入れていきます。
断面ダイアグラムです。
オフィス部分は先ほどの平面ダイアグラムが縦に連続しているような形になります。
それぞれのプログラムはチューブ状に連続しています。
3Dのダイアグラムです。チューブは太さの強弱をつけたり、折れ曲がる数が増えたりする予定です。スラブもチューブの形状やモールの通し方などで形状が変わっていく予定です。
中間発表は以上でした。
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