第二十一回 中国のスピード
月曜日は仕事が終わった後にザリガニを食べに行きました!
初ザリガニです!田んぼとかによくいるあいつですよ。
味付けされたスープでゆでられたザリを、解体しながら食べていきます。
意外と身の部分が小さい。
タレにつけて食べるのだけど、このタレもまたおいしい。
見た目はなんかカニっぽくて、味や食感はエビっぽいかな?
特に臭さもなく、おいしくいただきました。
ちなみにタンパク質豊富で低カロリーというヘルシーな食材なので女性に人気らしいです。今日も女性が一人ザリガニしていました。
サマプロ9日目はレクチャーを受けた後に、今回設計するオフィスビルのボリュームがどの程度のものか把握するために事例調査をしました。
ちなみに今回の設計の条件は
対象地:外灘
建築面積16000㎡
基壇4階
ビルの高さ100m以上
基準階平面の大きさは45m*45mを基本とすること。
商業施設とオフィス+α
です。内容はパワポ1シートにまとめました。ここで分かったのは作業時間が非常に短いということ。翌日の即日課題についていけるかちょっと不安になりながら眠りました。
そして10日目は即日課題です。
3時間で基壇部分のファサードのデザイン&パワポ2シート作成という課題です。
結局ペース配分がうまくできず課題の完成度が非常に低くなってしまいました…後日要ブラッシュアップです。
このスピード感…ついていけるだろうか…
次こそは頑張ります!
第二十回 サマプロ2週目スタート!
二週目から本格的に課題とインターンシップが始まります!
今日はSketchUpのレクチャーと、敷地周辺ボリュームの立ち上げです。みんなでやるとすぐ終わりますね。
SUのレクチャーは大体基本的なことです。
しかしプラグインはまぁなんて便利なこと!
SUってやっぱり何でもできますね…直感的で使いやすいのにあらゆる機能を付加できる…!
素晴らしいソフトだと思います。
あ、一応自分がGrasshopper講習を頼まれましたが…ちょっとぐだりましたね~。
あんまりみんな興味なさそう?ライノは海外とかだと一般的らしいけどGHは特殊かなぁ。
研究室の先輩がGHの講習を渋った理由がちょっとわかったような気がしました。
最後に今日の作業写真です。みんな真剣です!
第十九回 最初のお休みは蘇州に
といっても土曜日は一週間のフィールドワークで疲れたので、午前中はだらだらしていました。
午後は無計画に上海歩き回り。
フランス租界地に行こうとしたら方向が真逆だったり、人民広場の婚活の張り紙群を探したけど見つからず…
何も成果が上がってませんね。やっぱりあまりに無計画はダメですね(汗
でも新天地に夕飯を食べに行きましたよ。しかしやっぱり新天地の物価は高い…
ホテルに帰って蘇州観光の作戦はちゃんと立てました(笑
そして日曜日は蘇州です!
朝7:30にブルーマウンテンを出て、一時間地下鉄に乗り、上海駅へ。
地上駅はまるで空港のようですごいですね。中国人にとって鉄道での移動はかなり気合の入ったものなのですね。
無事にチケットも購入でき、無事に蘇州へ。無事に新幹線のようなものに乗りました。上海から蘇州へは30分程度、ユースから上海駅より時間がかからない!
何事もなく無事に蘇州についた後は、4大庭園を回りました。
滄浪園。
獅子林。
ここは非常に不規則な形をした岩が特徴的でした。この岩の中は歩けます。岩の間をくぐったと思ったらすぐ階段のようになっていたり…風景がころころ変わって中を歩くと面白いです。まるでアスレチックのようで観光客の子供がはしゃいでいたのが印象的でした。
開口の向こうは、夢の世界なんだそうです。
摂政園
留園にいけなかったのは残念…あとI.M.ペイの蘇州博物館は閉館時間で見れなかった…ちょっとゆっくり回りすぎたかなぁ。
そして山東街をぶらついた後、
夕飯を食べて、お土産を買いました。こういう風景が見たかったんですよ。雰囲気良いですね~。
もっとゆっくりしたかったけど電車の時間も迫ってきたので帰路に。
帰りの電車も何事もなく、無事 にホテルまで帰ってきました。疲れた~っ!
サマプロ最初の週はとにかくいろいろな所へ行きました!いろいろなところを回るうちに、中国という国がどんな国なのか少しづつわかってきて面白いです。
これからはいよいよ課題が本格的に始まります!
第十八回 上海アールデコ 外灘
サマプロ5日目は外灘。
イギリス・アメリカの共同租界地です。
西洋式高層建築群は全国重点文物保護単位に指定されています。
黄浦江を境界に建物の年代ががらりと変わります。川の向こうは浦東です。
欧米っぽい雰囲気。
ちなみにアール・デコとは、
アール・ヌーヴォーの時代に続き、ヨーロッパおよびアメリカ(ニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。アールヌーヴォーのような富裕層向けの一品向けのデザインではなく、一品ものでも大量生産とデザインのバランスを取ろうとしたものである。同時期に世界中で流行したため大衆に消費された装飾である。モダニズムの論理に合わないことから、流行が去ると悪趣味な装飾と取られるようになったが、ポストモダニズムの流れの中で再評価が進められてきた。
っていうものです。
装飾のデザインに関しては古今東西様々なものの引用や混合が指定されています。
こういったものですね。
装飾自体は美しいし、とてもかっこいい。ただやっぱり俗っぽい気がします。金持ちの悪趣味というイメージが自分はどうしても強いですね…
和平飯店の中に入ってきました。
こういった装飾も、内観に使うと途端におごそかな雰囲気になるような気がします。
以上です。
今回のサマプロの最終課題はこのような歴史的な建物がある敷地にオフィスビルを建てるというものですが、建てづらいな~というのが最初の感想です。
上海建築を再解釈し、この場所にふさわしいオフィスビルを建てる…
これから3週間は頭を悩ませそうですね。でも頑張ります。
あと金曜日は暑気払いがありました!KMSの方々との最初の飲み会です!
飲み会ってやっぱり楽しいですね!
第十七回 浦東建築群その2
さて、浦東調査その2です。
SuperBrandMallのあとは「上海金茂大厦」に行ってきました!
良い眺めです。
続いて「上海・球金融中心」
基壇の商業施設より上は上がれず…
日本の飲食店のテナントが多かったように思います。
最後は「上海国金中心」
内装は初日のiapmに似ているような気がします。
高級ブランド店が多く、高所得者層向けの商業施設なのだと思いました。
あとは東方明珠電視塔や、建設中の上海タワーなども見てきました。
円形のボリュームが独特すぎますね。
浦東で一番好きなのは建設中だけど上海タワーかな。
第十六回 浦東建築群その1
サマプロ4日目は浦東新区を回ってきました!
この日に回った場所は「上海卓美亞喜瑪拉雅」「浦東嘉里大酒店」「上海正大広場」「上海金茂大厦」「上海・球金融中心」「上海国金中心」です。
大規模開発が行われている地域で、特徴あるビルがいくつもあるので調査を楽しみにしていました!
最初はまず都心から離れた上海卓美亞喜瑪拉雅(上海ヒマラヤセンター)です!
磯崎新氏設計のこのうねるような構造体が非常に特徴的な建物です!
内観は独特の雰囲気があります。
これは 自然と人間の融合をイメージしたデザインなんだそうです。う~んアーティスティック。そういえばアルゴリズミックデザインの本にも載っていました。どういったプログラムで形が作られたかちょっと覚えていないですが…帰ったら要チェックです。
施設のフロアマップです。
地下に飲食店、生活雑貨系のテナントが集中しています。
また1,2Fには生活雑貨系のテナント、3-4Fは美術館やシアターなどのアンカーテナント、5Fにはちょっと高めの飲食店が入っています。
鉄道と地下階がつながっているので鉄道を利用するとアクセスがしやすいです。地下に飲食や生活雑貨系が多いのも鉄道から利用する客が多いと踏んでのことなのでしょうか。
商業施設の内観です。
B1、2Fには子供向けのアスレチックがありました。
地下は庶民的で上に行くほど文化的・経済的に生活の水準が高い人たちが利用するのかなーという印象を受けました。
美術館では中国の建築家の展示がありました。
馬岩松(MA YANSONG)の山水城と、
フォスターの外灘金融中心がかっこよかったです。
これは今回の課題の参考になりますね。
ヒマラヤは以上です。
次は浦東嘉里大酒店(プートンジャーリー)!
施設の全体的な構成はB1Fは飲食店中心、1Fにはブティックやスタバなど、2Fには生活雑貨系、3Fへ通じるエスカレータの前にお高いレストラン、3F以上はホテルという構成でした。
B2Fの平面が上とほとんど関係性がないです。もしかしてこれがシェルターとか?
内観は木質な素材中心ですね。
おしゃれな中庭もあります。
ここの利用客は外国人とビジネスマンの比率が他の商業施設と比べて多いような気がしました。
続いて上海正大広場(SuperBrandMall)です。
二つの吹き抜けホールをモールでつなぐ構成になっています。
内観です。
この周辺は観光地であるため、本当にさまざまな人がいました。割と大衆向けのような感じがしました。
長いので一旦切ります。
次はビル、ビル、ビル…!
第十五回 3日目は上海市街!
上海に来て三日目もすると、結構こっちの生活にも慣れてきました。
とりあえず信号を守るのはあほらしいという考えに至っています。
というかこっちの人は自分の都合を優先させすぎですね~。
ドライバーは、歩行者などの邪魔者はクラクションでどかすので非常に危ないです。普通に突っ込んできます。
よそ見をしながら歩くととても危険なのでフィールドワークの時は気が抜けません…特に交差点。自動車などは赤でも右折は優先らしいです。なんのための信号でしょうか…
さてサマプロ三日目は8か所調査してきました!今回は量が多いのでざっくり行きます。
まず最初に訪れたのは創意園の一つ、田子坊です。
敷地に入ると、そこは路地になっています。
田子坊の全体像はこんな感じです。中心部に建物が密集していて、いたるところに路地があります。まるで迷路のようです。
田子坊の看板のある通路のテナントは主にアトリエや、小物店になっています。
飲食店や雑貨屋さん等のショップも路地沿いに多くありました。
田子坊の祭りのような雑踏感は私は好きですね。観光スポットなので、客が多かったです。観光客から、ビジネスマンのような方までいました。
不規則に配置された建物は角を曲がるたびに人をわくわくさせると思います。まるで探検するような体験がとても楽しい場所だと思いました。
続いて「8号橋Ⅰ期」KMSの創意園第一号です。道路をまたいだ渡廊下が目を引きます。かっこいい。
入り口前広場。二度焼きの黒い煉瓦とガラスのファサードという新旧のコントラストが建築に打ち込まれています。
内部空間です。通路が狭いですが、天井高が高いからか窮屈さなどを感じませんでした。また配管などがむき出しの天井でした。
新しく整備されたファサードも、より古くなるようにデザインされています。二度焼きの黒煉瓦を使用することで古さを出しています。
しかし煉瓦の配置はモダンな感じを意識しているみたいです。
次は新天地です。ここも創意園です。
レストラン、ショップ、オフィスと住居が主に入っています。洋風のデザインが印象的です。
路地空間。素材は煉瓦をメインにして空間が整備されています。
広場から路地に入ると雰囲気が変わるのが面白いです。
利用しているのはビジネスマン、観光客、カップルなどが多かったと思います。外国人も多く訪れていました。
夜のバー街が有名らしいので、一度飲みに行きたいですね。
次は「人民广场周辺」
ファミリー、カップルなどが主な利用者でした。博物館であるのにショッピングモールのようなにぎわいがありました。ちなみに博物館でも手荷物検査があるのですね。
つづいて都市計画館です。
上海市内の模型が非常に印象的でした。
次は「豫园」です。ここも上海の有名な観光地です。
最後は「上海老街」です。
3日目はこのような感じで回ってきました。個人的に一番好きなのは田子坊です!